古風なメヌエット Menuet antique
パリ音楽院に在学中に作曲された、ラヴェル初期の作品です。
メヌエット形式を忠実に守っていますが、曲想はロマンティックで、また、7度・9度の和音を多用することにより
古臭さも感じられず、洗練された曲になっています。管弦楽や吹奏楽にも編曲され、「ボレロ」と並んでよく演奏されます。
ラヴェルの美しさが最も表されている曲ですね。
§古風なメヌエット§ Menuet antique
無料楽譜1(IMSLP)
無料楽譜2(IMSLP)
水の戯れ Jeux d'eaux
パリ音楽院時代に作曲の師であるフォーレに献呈された作品で、ラヴェルの作風が確立されるきっかけとなりました。
題名は作曲家リストの「エステ荘の噴水」を意識して名付けられましたが、楽譜にはレニエの詩「水にくすぐられて微笑む河の神」が書かれていて、噴水が織りなす水の様々な色彩の変化を音楽で表しています。
とても綺麗で繊細な曲ですが、技術的に骨のある部分が結構あり、なかなか悩ませてくれます。
§水の戯れ§ Jeux d'eaux
無料楽譜1(IMSLP)
無料楽譜2(IMSLP)
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