「４８の練習曲」と題されていますが、実際には１２曲しかありません。多分、残りの３６曲を含め何冊かに分けて刊行する予定で、その第１集という意味合いで出版されたみたいです。
1 Allegro con fuoco
2 Allegro non molto
3 Allegro sempre legato
4 Allegro grazioso
5 Moderato
6 Molto agitato
7 Allegretto con molta espressione
8 Allegro con spirito
9 Allegro grazioso
10 Moderato
11 Allegro grazioso
12 Allegro non troppo§すべての長・短調の練習のための４８の練習曲§
Etude en 48 exercises S.136
無料楽譜(IMSLP)
「２４の大練習曲」となっていますが、これも１２曲しか作られていません。ややこしいですね。
この曲集は、有名な「超絶技巧練習曲」の前の稿であることから「超絶技巧練習曲第２版」とも呼ばれます。この曲集が作られた時代は、ピアノの鍵盤のタッチが非常に軽く、今のピアノでこの曲を弾きこなすのは不可能に近いといわれています。ピアニストの巨匠アラウは、「曲集を弾きこなすのは無理」と断言しちゃいました。６〜８番はシューマンが「嵐の練習曲」と名付けました。§２４の大練習曲§ 2 Grandes Etudes, S.137
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