作曲家別無料楽譜・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven 3

レントラー Landlers

「レントラー」といってもポケモンではありません。これは南ドイツの民族舞踊で、4分の3拍子の音楽にのって、2人一組で飛んだりはねたりもする踊りで、ワルツの原型ともいわれています。ベートーヴェンやシューベルトが好んで作曲し、また、ブルックナーやマーラーも、交響曲の舞曲楽章において、通常取り入れられるスケルツォの代わりにレントラーを入れたりしています。

ベートーヴェンの「7つのレントラー」はオーケストラ曲、「6つのレントラー」は弦楽合奏曲でしたが、共にベートヴェン自身がピアノソロ用に編曲しています。「7つのレントラー」の方は、オーケストラ版の楽譜は無くなってしまったそうです。

この作品も割合に弾きやすい曲集ですので、チャレンジしてみて下さいね。

§7つのレントラー§ 7 Landlers WoO.11
無料楽譜1(IMSLP)
無料楽譜2(IMSLP)

§6つのレントラー§ 6 Landlers WoO.15
無料楽譜1(IMSLP)
無料楽譜2(IMSLP)

バガテル Bagatelles

バガテルは、元々「ちょっとしたもの」「つまらないもの」といった意味で、作曲家は大作を書く際様々な曲想をスケッチするのですが、中には採用されずお蔵入りになるものも多々あります。また、ふと思い浮かんだものの作品として昇華されなかったものもあります。しかし、このまま捨ててしまうのも勿体無いメロディがあったりするので、それらを小品として書き直し、性格的小品として世に出したものを、まとめて「バガテル」といいます。

ですから、バガテルには統一した形式というものはなく自由に書かれているので、違った味わいを見い出すことができます。ベートーヴェンはバガテルの先駆者で、後にこういった方法で作品を残すこともできるんだよと示したことは、多くの作曲家にとって有意義なものであったと思われます。

ベートーヴェンは数多くのバガテルを残しており、超有名な「エリーゼのために」もバガテルの1作品で、「6つのバガテル 作品126」は、ピアノソナタをすべて書き終えたベートーヴェン最晩年のピアノ作品として重要な曲集となっています。

§7つのバガテル 作品33§ 7 Bagatelles Op.33
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§6つのバガテル 作品126§ 6 Bagatelles Op.126
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§11の新しいバガテル 作品119§ 11 New Bagatelles Op.119
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§バガテル「楽しい−悲しい」 ハ短調§ Bagatelle "Lustig-Traurig" in C minor WoO.54
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§バガテル 変ロ長調§ Bagatelle in B-flat WoO.60
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§バガテル ハ短調§ Bagatelle in C Minor WoO.52
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