作曲家別無料楽譜・サティ Erik Satie 9

操り人形は踊っている Les pantins dansant

この曲は1913年に作曲されていますが、この時期のエリック・サティにしては珍しく、拍子が設定されており小節線がきちんと書かれています。ただし4小節ずつ音域が変わっています。おそらく強制的に操られている人形の様を表しているのでしょう。

この曲の無料楽譜ですが、スキャンされているものが、何らかの理由によりまだパブリックドメインになっていないため、公開準備中となっています。一応リンクはしておきますので、公開される時期が来るまでもう少々お待ちください。

§操り人形は踊っている§ Les pantins dansant
無料楽譜(IMSLP)

最後から2番目の思想 Avant-dernieres pensees

3曲からなる小品集です。この曲は3人の作曲家「ドビュッシー」「デュカ」「ルーセル」が題名になっていて、それぞれに捧げられています。

第1曲「ドビュッシーへの牧歌」は、曲全体が小川の流れを表わしており、まるでドビュッシーの曲であるかのような雰囲気を持っています。第2曲「デュカへの朝の歌」は、老いた詩人が愛する女性のためにマンドリンを弾いている様子を表していて、右手のアルペッジョがマンドリンが奏でられているかのように響きます。第3曲「ルーセルへの瞑想」は、右手がずっと三連符のまった同じ音を奏でていて、左手の旋律も3度と4度の和音で響いてくるので、瞑想している様を思い起こさせてくれます。

難易度も高くないのでぜひ弾いて見てください。良い曲集です。

§最後から2番目の思想§ Avant-dernieres pensees
無料楽譜(IMSLP)




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