ウィリアム・グラント＝プリュモとルイ１１世に捧げられた３曲からなる小品です。森羅万象をエリック・サティ独特の表現によって示した、自身の詩を添えた作品となっています。楽譜には「音楽の演奏中にこの文章を大声で読み上げることを禁ずる。この指定に違反するどのような行為も、その不遜なる態度に対してはわが正義の怒りを招くであろう。どんな例外も許されない。」という指示が出ています。
第１曲：悪意のある邪魔者・第２曲：朝の薄明・第３曲：花崗岩でできた狂乱§世紀毎の時間と瞬間的な時間§ Heures seculaires et instantanees
無料楽譜(IMSLP)
ラヴェルが作曲した「高雅にして感傷的なワルツ」への当て付けに作曲された作品です。この曲は１日１曲計３日間で書かれました。
ひとりの男性が主人公となっていて、第１曲は、極端なナルシストで格好ばかりつけている様子を表した「彼の容姿」。第２曲は、女性からプレゼントされた鼻眼鏡を失くし落ち込んでいる様子を表した「彼の眼鏡」。第３曲は、女性たちが夜に正装して現れたのを見て、様々な感情が交叉する様子を表した「彼の脚」となっています。
この作品は大変面白いので、一度は弾いてみてください。§嫌らしい気取り屋の３つの高雅なワルツ§ 3 Valses du precieux degoute
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